君は100円ショップを信じるか?

 私はこれを読んでいる者たちに問いたい。最近よくテレビや新聞などで見かける100円ショップというものがあるだろう。あれが実在すると思っている者が本当にいるのか?
 おいおい、ちょっと待ってくれ。実在すると思っている人たちはほんのわずかだと信じたい。でないと、日本は完全にメディアの情報統制に踊らされる国家になってしまうからだ。
 私は口にするのも躊躇われるほどの僻地に住んでいるため、生まれてから街という場所には数える程度しか行ったことがない。だがしかし、今はインターネットがあるため、情報には不自由しているつもりはない。しかも昔から疑り深い性格だったため、どれが本当で、どれが嘘の情報かを見分けることができるのだ。
 しかしそれでも、あまりに信じている人が多くて疑問を抱いてしまうのが100円ショップの存在である。頭を冷やしてよく考えてみたらどうだ。全品100円の店なんて、採算がとれるわけがないだろう? どんなものであれ、最低でも500円以上はするというのが、私が生きてきて経験した中での真実である。それなのに、100円ショップというあまりにSF小説じみた荒唐無稽の存在を信じるなんて、笑止千万ではないか!
 おそらく100円ショップというものは、政府やメディアたちが、大都市への一極集中をはかるために、「都会ではこんなに安く物が買えるんですよ!」というプロパガンダを撒き散らすための架空の存在でしかないのではないか。私はそう分析している。こうして田舎の過疎化を進めていき、誰もいなくなった国土の大部分を外国の富裕層に売り飛ばそうという気なのだ。
 第一、私の周りには100円ショップに行ったことがあるという人間を見たことがないのだ。もしこの意見に反論する者があるなら、私の住む地まで、100円ショップを目撃する人物を連れてきてほしい。どうだ? 名乗り出るものはいないだろう! これが、デマの正体であり、プロパガンダのメカニズムであるのだ。「今日、100円ショップに行ってきたよ〜」なんて、呑気な文体で書いているブログの全ては、政府やメディアがゴーストライターを雇って書いている捏造ブログなのだ。もし疑うなら調べてみるがいい。きっと、「100円ショップ実在説拡散部隊」という機関が必ず存在するだろうからだ。
 だから私は100円ショップについてブログに書いている者があれば、すぐにコメントすることにしている。「嘘をつくな! 私は政府のバラ撒いた嘘には絶対に騙されないぞ!」ということを。私のこういった努力が実を結び、この日本から100円ショップの存在を信じる者の数がゼロになったとき、初めて日本で言論の自由、情報の透明化が実現するのではないかと思っている。