現代の貴族

「現代の貴族、吉田晴子ちゃんです。どうぞ!」
「ひゅーひゅー。晴子、今日も貴族っぽいよ!」
「うれしくない! 晴子、そんなのうれしくない。先生、これは新手のいじめですよね」
「いいのよ、それはあなたの持って生まれた得だから大事にしなさい」
「もうー、先生の意地悪!」
「晴子! どこ行くんだ!」
「いいのよ、みんな晴子ちゃんは銀行に行ったの。お金おろしにいったのよ」